こんにちは、このかです。今日も一日お疲れ様です。
先日伊勢・熊野古道に旅行に行ってきて、こんなスケジュールでまわったよというのをブログに書いてみたのですが今回はおまけでご飯編を書いてみたいと思います。
今回の旅の食事は全部美味しかったのですが、おまけ編なので一番書きたいものを熱い気持ちで書いてあとはさらっと書くにとどめたいと思います。
この旅一番のイチオシは熊野本宮大社近くの珍重庵 もうでそばとめはり寿司
今回の旅で私が一番おすすめしたいのは、熊野本宮大社近く瑞鳳殿にある茶房珍重庵本宮店さんのもうでそばとめはり寿司です。
熊野古道を歩く方にも、熊野古道を歩かずに熊野本宮大社周辺を観光するだけの方にも両方おすすめです。
熊野本宮大社には階段がたくさんあるので息を切らしている人があちこちにいますが、ここはお参りが終わってすぐ立ち寄れる休憩にはもってこいの場所にあります。
お店は清潔感漂うゆったりとした作りで、お蕎麦やうどんの温冷メニューとめはり寿司、もうで餅、かき氷など食事も甘味も楽しめるので疲れた体をゆっくり休める事が出来ます。
今回食べたものはこれです。もうでそばとめはり寿司のセットのメニュー。税込1100円です。

私は10年前にもこのメニューを食べたのですが、こんなにたどり着くのが大変な場所にも関わらずまた必ずこのお蕎麦を食べに来たい、そう強く思ったお蕎麦です。
珍重庵のもうでそばが美味しい理由
観光地で食べるメニューとして蕎麦というのは良くある選択肢だと思いますが、珍重庵さんのもうでそばはどこでも食べられるような蕎麦ではありません。
普通に出てくる蕎麦とは別物の唯一無二の蕎麦です。
普通の蕎麦と違う点を挙げると、
提供時に「大根はお蕎麦と絡めて食べてくださいね〜」と言って提供されるのですが、初めて食べた時は衝撃的すぎて脳が揺れたかと思いました。
大根も柚子もお蕎麦にもすごく合うのです!!!ベストマッチです!!!
私はここ以外でこのような大根の入った蕎麦を食べた事がないのですが、何故いつも入っていないのかと憤りを感じるほどに美味しいです。
お店に確認していないので定かではありませんが、食べた感じは柚子で漬けた大根の浅漬けのような感じです。
冷たいおろしうどんに梅干しが乗っているのも好きですが、あったかい梅干しの美味しさを私はここで知りました。
熊野古道を歩いてきて参拝して疲れた体にこの酸味が染み渡り、疲れを癒してくれるのです。
個人的な感想ですが、醤油が強めというよりお出しが強めのスープのように感じます。
お出汁がしっかりしている料理は塩味は優しいものが多い印象ですが、ここはお出汁が強く塩味もしっかりあります。でもそれがたくさん汗をかいた体に染み渡りたまらんのです。
このスープが蕎麦だけではなく、柚子大根にも梅干しにも合うのです。
何か一つの具材が目立つわけでもなく全てが一体となり優しく優しく体を癒してくれます。
お肉も天ぷらも入っていないのに、赤、白、黄、緑と色鮮やかで目を楽しませてくれつつ、程よい塩分とクエン酸が歩き疲れた体に染み渡り、お出しの効いたスープでほっとさせつつ満足させてくれる、こんなすごい蕎麦は他で食べたことはありません。
肝心の蕎麦ですが、ホームページによると店主の方がこだわった特性の十割り蕎麦とのこと。細すぎず太すぎず硬すぎず柔らかすぎず食べやすいお蕎麦です。
前回食べた時は雨の中熊野古道を歩いてやっと食べれた温かい食べ物だからこんなに感動したのかと思いましたが、天候に恵まれた今回もやっぱり感動するほど美味しかったです。
10年前に食べた時から今も変わらず、私の人生の蕎麦ランキングの中で不動の一位です。
多分私がお漬物も柚子も梅干しも好きなのでこれほどまでに刺さっているのでしょうが、前回一緒に行った友達も今回一緒に行った夫も美味しい美味しいと言いながら食べていたので、一度食べてみる価値はあると思います。
お店の人が参道方面を歩いている人にもうで餅の方を熱心に宣伝していましたが、やって良いなら私が店先でもうでそばについて熱く宣伝したいと思うくらいです。
絶対迷惑なのでこんな所に熱く書いているのですが、思い出しただけでまた食べに行きたくなる罪な蕎麦です。
めはり寿司も美味しい
めはり寿司とは和歌山県と三重県にまたがる熊野地方、および奈良県吉野郡を中心とした吉野地方の郷土料理だそうですが、簡単にいうと高菜の浅漬けの葉で包んだおにぎりという感じです。
中身は白米や酢飯、麦飯などで白米の中に刻んだ高菜が入っていたり等地域やお店によって色々パターンがあるようですが、ここ珍重庵さんのめはり寿司はだし粉が混ぜられたようなものでこれがまた美味しかったです。
こちらは正直前回も中身がこうだったのか記憶がないのですが、毎日これがお弁当にあったらなと思わずにはいられないそんな食べ物です。
今は物価高だったり、世の中全体が日本終わってるという雰囲気に包まれているように感じてしまうのですが、こういう日本の美味しいものを食べるとやっぱり日本に生まれて良かったなとありがたみを感じることが出来ました。
それ以外の伊勢・熊野古道旅行のおすすめご飯
伊勢ではおかげ横丁で赤福や松坂牛串、団子、カットフルーツ、伊勢うどんなど色々食べましたが伊勢のベスト1はやっぱりこれ。豚捨の牛丼です。(1200円/並)

伊勢うどんも大好きですが、お肉も大好きなので比べるとさすがに牛丼が勝ってしまいます( ´ ▽ ` )
牛丼と言っていますが牛丼とすき焼きの間のような感じで、牛丼よりもさらにワンランク上の食べ物と言って差し支えないでしょう。
フードコートの定食も今は1000〜1400円くらいの物も多いことを考えると、こんなに美味しくてこの値段は観光地なのに良いお店だなと感じます。
那智方面では紀伊勝浦駅近くまぐろ三昧那智さんのまぐろ定食(2000円)

こちらもとっても美味しかったです。
その時とれるマグロの種類や質にもよるのかもしれませんがお刺身のサイズがメニューの写真よりずっと大きく口に頬張るのが幸せすぎたのと、マグロカツも大きくタルタルソースっぽいソースとの相性が◎。
マグロの角煮もごろごろで、ネギトロはふわふわで口当たりがいいけど食べ応え感もある不思議な感じでまさにまぐろを贅沢に楽しむ、そんな定食でした。
景色がいい+ご飯が美味しいは最高の旅行
普段行かない場所に行ってみるただそれだけでも楽しいのですが、そこでしか食べられない美味しいものを食べると忘れられない旅行になりますよね。
コロナや物価高で多くのご飯屋さんがなくなっていく中、またもうでそばとめはり寿司を食べることができて最高に幸せでした。
旅行をするためにまた頑張って働く気持ちになりました(*^^*)それではまた!