休むってどうやるか忘れてしまった人に伝えたい事

こんにちは〜このかです。今日も一日お疲れ様です!

先日職場の社員さんに「休むってどうやったら良いか分からないんですよね〜」と笑顔で言われました。

私は休みをこよなく愛し、お金をもらう以上仕事は頑張るけどそれ以外は出来ることなら頑張りたくないと思っている人間なので、出来る人ってやっぱり違うんだなーという気持ちと、でもそれってちょっと心配だなあと複雑な気持ちになりました。

今回はそんな私が休み方を忘れてしまった人にお伝えしたいことについて書いてみようと思います。

休むが分からないから始まった話

私が現在パートしている職場は大手上場企業なのですが、大手だけあって社員さんは皆優秀です。

社員さんは店舗移動が多い&他店舗へのヘルプありで今までいろんな方と一緒に働かせてもらいましたが、私から見えている分だけでも仕事量が多すぎるし、シフト制で勤務時間も曜日もバラバラなのによくこなせるなと心の底から尊敬してます。

人によっては1年経たずに異動もあるので優秀じゃなければ残れないということなのでしょうが、過酷すぎて想像するだけでも私には不可能です。

それに対してパートは社内ルールを守って働けるかという所が大きく、電車乗り換えなし・5駅以内希望という私のように能力が足りない人も採用してもらえます。

と職場はそんな感じなのですが、先日社員さんが「休みってどうやって休むか分からないんですよね〜」と笑っていっていたので、思わず「えっ!?私の中だとそれ黄色信号なんですけど!」と答えると「ぼーっとしたりしてるけど、そもそも休んでも翌日スッキリなんてなくないですか?」と答えが返ってきました。

確かに子供の頃のように、寝て起きたら体力全開とはならないけれど…休み方が分からないは心配です。

友達にもすごい仕事が忙しい人がいるのですが、この10年位で
守衛さんに隠れて残業している→カレンダーの赤い日しか休みじゃない→何時から何時まで働いているか考えなくなった→人が辞めていくので系列が運営するために就業箇所が増えていく→固定休みなし。取れる時にとる→睡眠だけはしっかり確保していたのに仕事が重なると睡眠3、4時間

と末期状態になっているので、こういう方向にいかないか心配なのです。

マルチタスクもどんと来い!な社員さんなので話をしながら休みの日でもずっと考え事していないか聞いてみると、休みの日も何かしらやるべきことを考えているから考えていない時間はないと思うとのこと。

そりゃあ頭がずっと働いていれば当然体に休んでねという指令はいかないので、ぼーっとしてようがずっと頭は働いている状態なので休めていないですよね!となりました。

原因はその人の性格や特性、周りの環境も大きく影響

私は当事者ではないのですがタイプが違う私から見ると、休むが分からない人は

・仕事が出来る
・仕事量が多い
・常に考え事をせざるを得ない状況にある
・周りがよく見えているので、次にやるべきことが分かってしまう
・正義感や責任感がある

こういう人が多いのかなと思います。

職場でも家庭でも学校でも、自然と能力が高い人・気がつく人の方に仕事が寄ってしまうので、その場所にいればいるほど負担が増えてしまう、そしてただ仕事をこなしているうちに同時に並行して考えないと処理出来ないようになり、最終的に休むってどうすれば良いんだっけとなってしまうのではと思います。

お母さんという立場は典型例で、立場上子供の面倒を見なければいけないし、子供に対する責任も、やることも無限だし、夫によっては良い母良い妻を求められるし、物理的に休む時間を確保することすら困難ですよね。

今回はまだ休める時間はなんとかあって、でも休み方を忘れてしまった人に向けて書いているのですが、つまりその人の性格と今いる環境や立場も大きく影響していて個人だけの問題じゃないので、休むにはどうしたらいいかを一度本気で考えてみる必要があると思うのです。

自分のいる環境を上手く回していくために考える事とやることが多すぎて、意外と自分のために考えること、自分のやることを減らすにはどうしたらいいかは考えていないのは休むを忘れてしまう人にあるあるのように思えます。

長く活動を続けるには、休みは絶対に必要

そしてもう一つ、このタイプの人のあるあるが休むより自分が動いている方が有益だと思っている傾向があることです。

少しの時間でもたくさん仕事を片付けてしまうし、この時間があったら出来ることが瞬時に分かってしまうからでしょうね。

でも人間は機械じゃなければ止まったら死ぬようなマグロでもありません。どんなに走ることが好きな人でもずっと走り続けるのは不可能で、私達は休む時間と活動する時間が両方が必要な生き物なのです。

むしろ能力が高いからこそ、しっかりメンテナンスを挟めばさらに視野が広くなるし高いパフォーマンスも期待出来ます。

人によって必要な休む量は変わると思いますが、自分に必要な分しっかり休めれば今よりもっと良い人生になるのは間違いなしだと思います。

本当に休みたいなら頭の働きを止める時間を意識的に作るのが一番効果的

休むっていうのはしっかり睡眠をとることでしょ?そんな声が聞こえてきそうですが、もちろん規則正しい生活や質の良い睡眠はとっても大事だと思います。

でもこういうタイプの方に一番効果的なのは、頭の働きを止める時間を作ることです。なぜなら起きている時間全て頭がフル活動しているからです。

良いことも悪いこともとにかく考えないようにするのです。

考えないようにってどういうこと?無理じゃない?と思われると思うのですが、イメージとしては考えることより感じることを優位にする感覚です。

例えば今日は天気がいいなとか、風が気持ちいいなとか、ここにこんな花が咲いているんだなとか、今日は上手く餃子が焼けたなとか、この紅茶に香り落ち着くなとか、布団が暖かくて気持ちいいなとか、星が綺麗だなとかそういう感じですね。

感じることを優位にするには

この方法は私のように不安を感じやすい人が負の連鎖的にいろいろ考えてしまうのを止める方法と全く一緒です。

不安を感じやすい人がいろいろ妄想してしまうのと、仕事が出来る方が仕事を進めるためにどんどん考えてしまうのはタイプは全然違うのですが、考えすぎで頭を働かせすぎているという点では同じだからです。

どちらも考えない時間=頭を休める時間を作ることが大切です。

そして感じることを優位にしやすい手段というのはいろいろあるのですが、散歩、サウナやお風呂、キャンプ、ヨガ、瞑想、筋トレ、登山、焚き火や川の流れる自然音を聞くなどが知られています。

どれもスマホやPCは脇に置いて、ただ今この瞬間を楽しむそういう系統のものです。

今こういうことを得意な人が発信したり趣味にする人も増えていますが、きっと頭を休ませることの気持ちよさや快適さを知ったからなんでしょうね。

今の人は本当に働きすぎだし、情報量過多すぎだし、考えすぎです。人によってはそれに気づけないほどに。望んでやっているならともかく気付かないうちには怖いですよね。

そういえば最近チェアリングという言葉を聞いてなんのことだろうと思ったのですが、アウトドア用またはコンパクトな折りたたみ椅子を好きな場所に運んで、好きな場所で景色をゆっくり楽しむことなんだそうです。

つまり何でもいいので自分好みのぼーっとする時間、今を楽しむ時間、頭を休める時間を作れればいいということです。

最初は難しいと思うので、旅行先の夜など非日常感の時にやってみるのがおすすめです。私もなかなか出来なかったのですが自然とサウナの合わせ技で感覚優位という状態がやっと分かるようになりました。

一回感覚をつかめるとあとは何回でも出来るようになります。

普段休み慣れていない人が毎日そういう時間を作るとなるとストレスになるかもなので、曜日や時間帯を決めて週1回でも取り入れられるといいですね。

必要な分だけゆっくり休んで欲しい

社員さんと話していた時はマグロや機械じゃないからたまーに考えるのを辞める時間があると良いと思いますよ〜くらいで話を終えて、上に書いたようなことまでは話していません。

いきなりパートに熱量高く語られるのも困っちゃうだろうし、その時はそこまで言語化できなかったので。

幸せの形は人それぞれなので最適解は違うと思うけれど、願わくば社員さんにもこれを読んでくださった方にも必要な分の休みが取れて、なりたくもないのに全自動仕事人間になることを避けてもらえたらいいなと思います。

以上、休みをこよなく愛するこのかでした。

それではまた!